シュール手芸作家・ころとろのblog

シュールな手芸をたくさんつくる。ころとろがつらつらと思ったことを書いているブログですよ

夢を見た、の話

どうも、ころとろです。リンカーン(えらいひと)。

 

友人たちとのお花見にキャラ弁を作ることを突然思い付き、4時起きでおむすびをくまモンみたいにデコレーションしたり、ふなっしーの顔を蒸しパンに描いたりしていた。

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案の定、昼過ぎに帰宅したら眠たくなって、お昼寝をした。夢をみた。

 

私は1人乗りのリフトに乗って、桜の木の間を縦横無尽に駆け抜けてなにかのスコアを獲得している。時々ビールの泡や桜吹雪が押し寄せてきて、立体的にリフトを操作してよける。まったく自由だけれども、膝の上には猫が乗っていて、時々補給地点のようなところで猫にご飯や遊びや爪とぎをさせなければならない。また猫が具合悪くなったり機嫌悪くなったりすると、リフトの動きも制限されるみたいだ。

 

起きてから、あー人生みたいだなー、しかも結婚生活の要素まである、と思った。

 

猫、はたぶん夫だろう。非常に近いところにいて、一緒にリフトに乗っているけど、自分とまったく違う理で生きている別の生物。自分からみればわけのわからない理由(夫は猫のように爪をといだりしないが)が、自分の生活に影響を及ぼしてきたり、うまくやれると楽しかったり。

 

そっくり日常生活に照らし合わせて言えば、エンジニアの夫の自宅作業が不意のブレーカー上がり(でぷろい、というのをコンピューターでしているときに、ネット回線がぶつりと切れるのはかなり問題らしい)で妨げられ、ブレーカー上がりの原因が私が電子レンジと電気ポットを駆使して料理をしていたからだったこと以降、電子レンジを使うときは念のため、夫が「でぷろい」していないか確認する必要が発生したりしている。結婚してからは自分が食べたいものを作るだけではなく、栄養とかについて注意する必要をふと思うことはあったが、「でぷろい」の都合に配慮して料理をすることになるとは思わなかった。面白い。

 

「自分以外の人間は、自分とまったく違うものを大切にし、その人なりの理の中で生きているのだから、よく観察して接しなさい」

20代のころお世話になった人に繰り返し言い含められた言葉だ。

その頃はうわーめんどくせえ大変だなあ、となんとなく聞いていたけど、本当その通りだなーと今日になってしみじみ思う。

 

猫、こと夫は「ラーメン食べたい」とかツイッターで言いながら、私がお昼寝している間もずっと作業していたようだ。昼ごはん、おそば一緒に食べましたけど。でも、おそばではすぐおなかが空くかもしれないし、第一、起きたら日が暮れていたから、そろそろ飯を考えようかと思う。

 

猫が頭の中身で考えていることも、大切なものも、理も、私とは違うけれど。うまく共存して、一緒にビールの泡や桜吹雪をよけて生きていけたら。

 

そんな感じ。